プラスチックフレーム~オプチル~
メガネの春田静岡駅前店の春田です。
本日はオプチル素材のご紹介です。
オプチルの元の素材はドイツで1930年ごろに発明された熱硬化性樹脂です。それをメガネのフレーム素材として応用・開発されたものが"エポキシ樹脂"呼ばれるものです。
そしてその素材で1965年にオーストリアのアンガー社が"オプチル"としてメガネフレームを市場に出しました。
比重はセルロイド・アセテートに比べて軽く、アセテートと比較すると30%程軽いと言われています。
また、経年変化による色褪せがなく、汗や皮脂、整髪料に侵されにくいことも特徴です。
注意点としては調整時にヒーターで加熱後、急に冷却しないで、自然に冷ます必要があることです。
オプチル性のフレームには必ずフレームにオプチルのマークがついていますのでぜひ探してみてください
プラスチックフレーム~アセテート~
静岡駅前店の春田です。 今回はアセテートの素材について紹介します。 アセテート アセチルセルロース(AcetylCellulose)はアセチとも呼ばれていますが、1920年代に生産が始まりました。
この素材の長所は豊富なカラーや立体的でより個性を演出できることです。セルロイドといえば黒やブラウンなどでしたが、このアセテートが登場したことで青や赤はもちろん複数の色のプラスチックフレームが作れるようになりました。
また、セルロイドとは違い、燃えにくく管理がしやすいため、コストが抑えられるため現在プラスチックフレームの主流素材となっています。
欠点としてはセルロイドと比べると復元性が小さく衝撃強度に落ちること、吸水性があるため寸法の安定性に不安があること、そして汗などにより白濁を起こすことが挙げられます。 ※白濁を起こしたものは磨けばきれいになります
プラスチックフレームの場合、鼻が低くずれてしまうという方もいますが、鼻部分を切り落としてフィットしやすいものへ付け替えることもできます。しっかり調整をしたプラスチックフレームはフィット感もいいですし金属アレルギーのある方や個性を出したい方などにおススメです。
プラスチックフレーム~セルロイド~
メガネの春田静岡駅前店の春田です。
今回はメガネフレームの種類についてご紹介します。 第一回目はセルロイドについてです。
1. プラスチックフレームフレーム~セルロイド~
セルロイド (celluloid) は、ニトロセルロースと樟脳などから合成される合成樹脂(硝酸セルロース)の名称である。 歴史上最初の人工の熱可塑性樹脂である。 象牙の代用品として開発され、加熱(大体90℃)で軟化し、成形が簡単であることからかつて大量に使われた。セルロイド - Wikipedia
プラスチックフレームが登場したのは19世紀後半。20世紀初頭まではプラスチックフレームといえば素材はセルロイドでした。そのため今でも違う素材を使っているプラスチックフレームのことでも「セル枠」と呼ぶことがあります。
現在はアセテートやオプチル素材が主流になっています。入れ替わった大きな原因は、セルロイドの可燃性です。以前は自然発火で工場が火災になったこともあるようで、維持・管理が難しい素材です。
特徴としては肌へのなじみがよく、衝撃にも強いこと。欠点としては可燃性と紫外線に長く当たるとひび割れが起ります。※130℃以上に加熱すると内部気泡が生じ、170から190℃で発火します
数はやはり少なくなってきてはいますが、あえてセルロイドを使っているメーカーさんもいますので探してみるといろいろと出てきます。