眼についてあれこれ ~2~

静岡駅前店の春田です。 今回も目についてご紹介します。

老視ってなに?

老眼は一般に老眼と呼ばれ、水晶体の柔軟性が少なくなり、近くを見るためのピント合わせの力が弱くなり、見える眼のことをいいます。

私たちの眼は、遠くから近くまで自動でピント合わせができるようになっていますが、眼の中の筋肉の働きが衰えると、遠近のピント合わせの範囲が狭まってしまいます。

実は、ピント合わせの範囲の狭まりは14歳頃から起こり、だいたい35歳~40歳頃から近くの物に対する見えづらさを自覚しはじめます。一般に遠視の方は早く、近視の方は遅く、老視に気が付く傾向があります。

老視の症状には下記のようなものがあります。

・夕方になると、昼より見えにくくなる ・近くが見えづらい ・細かい字が見えづらい ・眼が疲れる(首筋や肩がこる) ・暗い所で字が読みにくい ・手元で作業をしていて、遠くに視線を移すと一瞬ぼけて見える

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手元用のメガネを掛けても掛けなくても近くは徐々に見えづらくなってきます。メガネを掛ける所為で進むことはないと言われていますので、あまり無理をせず手元が見えづらくなってきたらメガネを掛けることをおススメします。

仮性近視ってなに?

目は近くのものを見るときに調節をしますが、長時間の近方作業による調節の持続は、目の中にある水晶体を膨らんだ状態に固定し、遠方を見るときも水晶体が扁平に戻らなくなることがあります。この状態が一過性の場合、仮性近視(偽近視)と呼びます。近くの作業が長時間続く場合は途中で遠くに焦点を合わせるなどして調節を緩ませることや、途中で休憩を挟むことをおススメします。

飛蚊症ってなに?

蚊が飛ぶような見え方をすることが、飛蚊症という名前の由来です。 蚊やススのようなものが眼の前に見えたり、光が飛ぶように感じたりすることがあります。 眼を細めると強く自覚したり、目の動きとともに動くといった特徴があります。

30歳を過ぎた頃から感じる人が増えてきます。 多くの場合、加齢変化によって硝子体が混濁してくることによりますが、 網膜剥離や眼底出血が起こっていることもあります。 加齢変化による硝子体の混濁なら放置して差し支えありませんが、 蚊が飛ぶような感じがあれば、念のため眼科医を受診されることをおすすめします。